01年6月の出来事

6月19日(火)AM01:40

 いつぞやに描いた俺通算二個目のドールアイペイント、俺はデジカメの類を全く持ってないために記念撮影を全くしてなかったんだが、進呈した(つーかもともとアタマの持ち主なのだが)MIEさんがありがたくもサイトに掲載してくださった。ドール展示室の俺の名前のところをご覧下せえ。
 なんつーかこの二番目のやつが一番出来が良いような。げんなり。

 BBSにて波紋を呼んでいる例の事件。先日の文章に一部不明瞭な点があったので補足。
 先週末の時点ですでに「精神病を装ったという自供」があった、みたいな報道がありましたが(ただし客観的な裏づけが取れていないのでまだ決め付けることは出来ません)、犯行の経過や、報道された情報の範囲内で知り得る限りで、私は奴のことを「残虐ではあってもその行動には一貫性があって、病気の影響によるやむを得ない行動の結果としての犯行であったとは到底考えられない。にも関わらず精神病患者を名乗り、犯行前には『精神病患者だから何をしても無罪』という発言があったという情報もある。これらの状況から、奴が精神病患者であるというのは狂言の可能性が非常に高いと言える。よって精神病患者ではない」と判断しています。だから「被告は当時心神喪失の状態であり」とかいうカンチガイや「犯罪者の人権が云々」などという生ぬるいヒューマニズムなんぞで甘い判決なんか下すんじゃねえぞ、というのが本来の言いたいことだったわけだが、言葉が足りなかったために「奴は精神病患者=キチガイに人権は要らない」的な印象も与えてしまいました。
 お詫びとともに訂正します。奴の犯行はそれ自体で論じるべきであり、奴がどれほど非人間的であったとしても、(本当の)精神病患者の方々とはこれっぽっちも関わりの無いことです。奴の非人間性は精神病とは関連しないこと。それを強く強く、主張する次第であります。

 奴の境遇を哀れんだり、精神的に追いこまれた状況からの犯行だとして庇う人もいる。庇うことは悪いことだとは思わんし、奴のことを理解するのも今後の犯罪防止に役に立つこともあるだろう。ただそれと奴の行為を許すことは全くの別問題。ごく最近読んだと言うことで、十二国記「黄昏の岸 暁の天」小野不由美)より私の好きな一言を引用。
「こちらこそお訊きします。報われれば道を守ることができるけれども、報われなければそれが出来ない。――そういう人間をいかにして信用しろと?」
 信用に足る行動が伴わなければ孤独にもなろうし、追いこまれたとしてもそれは自分の招いた結果である。……てのが俺の持論。重要なのは自分の足で立とうとする意思。仮に自分一人で立てなくて誰かに支えてもらっていたとしても、そんなことはどうだっていいんです。てえか本当に一人だけで自分を支えてる人間なんてそんなにいないよ。

6月12日(火)AM00:40

 おひさー。生きてますよ。
 仕事の目処も今月末〜来月末くらいまでと立って(ソレを『目処が立った』と言って良いのかどうかという話はさておき)、仕事の方も7割がたカタがついてプチ安心状態。あともうふた踏ん張りです。エエ。

 というサワヤカな気分もぶち壊しにしてくれる事件が大阪で発生。ここまで来るといちいち腹を立てることに馬鹿馬鹿しさを感じてしまうというもんだ。いや、ホントに馬鹿馬鹿しく感じちゃあいないけどな。そう感じるようになったらそれこそお終いだ。
「エリート校の子供を狙えば死刑になると思った」という犯人の供述は(いつもながらの論法で申し訳無いが)ヒトを多重の意味で侮辱していると思う。エリート校の児童でなければなんだと言うのか。八人の子供達はヤツの死ぬ口実の為に殺されたのか。死にたいと言いつつ「俺は精神病院に通ってるから何をしても平気」と言い、絶対に抵抗されない児童を(それもわざわざ狙ったとしか思えないほど、男児より更に腕力に劣るであろう女児ばかりを集中的に)包丁で刺した事実が指し示すことは何か。
 あくまでも俺の推測に過ぎないのだが、かなりの確信を持って俺は言える。奴は確かに歪んでいる。しかしそれは心の病などではなく、奴の中にある論理の組み立て方、倫理観、そういったものであって、けしてそれは「刑事責任を負えない心身喪失状態」などではない。
 殺人者といえども人権は守らねばならぬ、という人は奴にどのような人権を見出すのだろうか。そもそも人権何ぞというものは自ら他人のそれを守ろうとしない輩には認める必要も無い机上の空論だとすら思ってる俺にはこれっぽっちも見出すことなど出来ない。
 だから即刻殺せ、とは言わない。それでは俺自身も奴と同じ程度の存在になってしまうからだ。望むのはただ、この社会の規範に従ってその罪に相応しい贖いをさせるということだけだ。だが忘れてはならないのは、奴はすでに八人の人権を踏みにじり消し去り、、その親族友人知人全ての心を引き裂いたという事実。奴の罪を量る者には最低限それだけは忘れてもらわないでいて欲しい。



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