今週の2冊

       The Giraffe and the Pelly and Me  (既刊・洋書)

       ジャパングリッシュDAMEDAS講座  (新刊・邦書)

    
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Book
The Giraffe and the Pelly and Me

日本語版

The Giraffe and the Pelly and Me
日本語版タイトル:こちらゆかいな窓ふき会社
著者 : Roald Dahl

  以前に紹介した”Charlie and the Chocolate Factory”(日本語版タイトル:チョコレート工場の秘密)を書いたRoald Dahlの作品です。登場人物は、キリンとサルとペリカンとぼくことビリー。この3匹と1人が繰り広げる愉快なお話です。

  自分は、小学校の時に、学校の先生が日本語で読んでくれたことを思い出してしまいました(確か担任は中村先生)。

  英語のレベルとしては、TOEIC600点くらいあれば、辞書無しでも読めるでしょう。恐らくネイティブの小学校3,4年生向きくらいでしょうか。ページ数も100ページに見たないので、一日で読めてしまうと思います。気軽に読める一冊です。

 分類        : 物語
 こんな人に    : ”チョコレート工場の秘密”でロアルードダールが好きになった人
 レベル       : TOEIC 600点以上
 英語、日本語比 : 100% : 0%
 読む場所     : 電車の中、子ども部屋
 辞書の必要度  : TOEIC 700点以下は必要
 アマゾン      : http://tinyurl.com/pnhmx
Useful Expressions
P7

  Nor far for where I live there is a queer old empty wooden house standing all by itself on the side of the road. I long to explore inside it but the door is always locked, and when I peer through a window all I can see is darkness and dust. I know the ground floor used once to be a shop because I can still read the faded lettering across the front which says THE GRUBBER. My mother has told me that in our part of the country in the olden days a grubber was another name for a sweet-shop, and now every time I look at it I think to my self what a lovely old sweet-shop it must have been.

  On the shop-window itself somebody has painted in white the words FOR SAIL.(意図的にスペル間違い。FOR SALEが、正しいスペル。)

  僕の家の近くに、おんぼろのへんてこな空き家が一軒、ぽつんと道端に建っている。中に入ってみたくてたまらないけれど、いつ行ってもドアには鍵がかかっているし、一階のショーウィンドーからのぞいても、まっくらで、積もったほこりしか見えない。一階が以前は店だったとわかるのは、表の看板に、はげてしまってはいるけれど「グラバー」とかいてあるのが、まだ読めるから。このあたりでは、むかし、お菓子屋さんのことをグラバーといいていたのだと、母さんに教わったことがある。きっとむかしは、すてきなお菓子屋さんだったんだろうなと、ぼくは、この建物を見るたびに思ってしまう。

 ショーウィンドーには、白いペンキで「売れ出し中」と書いてある。

New Book ダニエル・カール監修の
ジャパングリッシュDAMEDAS講座

ジャパングリッシュDAMEDAS講座
著者 : ダニエル・カール監修    2006年8月10日発刊

  あの外来語もこのカタカナ語もみんな和製英語だったと気が付かせてくれるのと同時に、解説を読むことにより、英語通にもなれてしまうという一石二鳥の本です。

  取り上げられている単語も様々で「ハイティーン」「レモンティー」「キスマーク」まで、約400の和製単語の正式な英単語が解説されています。

  「ハイティーン」「レモンティー」「キスマーク」が英語だと思っていたあなた、または、その英語表現を知らないあなたは是非読んでみて下さい。英語の勉強に飽きた時に、気軽に読める一冊です。

 分類        : 英語表現の単語活用集
 こんな人に    : 和製英単語で恥をかかないようにしたい人
 レベル       : TOEICの得点関係なし
 英語、日本語比 : 10% 90%
 読む場所     : 電車の中
 辞書の必要度  : 必要なし
 アマゾン      : http://tinyurl.com/rxd5q
Useful Expressions
P52

ハイティーン:Highteen⇒Late teens

 罪作りな和製英語ではある。ティーンエイジャー(Teenager)の高年層を「ハイティーン」とは言いえて妙だが、正しくはLate Teens。ちなみに若年層も「ローティーン」ではなく、Early teensだ。
 ついでに書いておくなら、10代や、11歳〜19歳を「ティーンネイジャー」だと思っている人がいるが、あれも間違いで、正式には13歳〜19歳の、Thirteen, Nineteenのように、うしろにteenと付く年代だけをいう。誰かに教えてやれば感心されるだろう。

P110

キスマーク:Kiss mark⇒Love bite, Lipstick mark, Passion mark, Hickey

 英語ではKissという直接的な行動を重視するのではなく、Love(愛)やLipstick(口紅)とかPassion(情熱)という象徴的な単語を使って、少し洒落て表現する。Biteは「噛む、噛むこと」などの意。「マーク」はMarkで正しいだろう。で、上記のような表現になるというわけだ。
 アメリカ人は「キスマーク」のことをHickeyというかわいらしい音の単語で表現するのが普通だが、なんとなく若い子の表現という気はする。

P184

レモンティー:Lemon tea⇒Tea with lemon

 「ミルクティー」ならTea with milkとかTea with cream。コーヒーでも同じだが、ここで重要なのは、"with"で、Tea and Milkなんていってしまうと、本当に「紅茶」と「牛乳」のどちらも持ってこられてしまうので気をつけよう。

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