今週の2冊

           The CHRONICLES of NARNIA

       The Lion, the Witch and the Wardrobe
 
(既刊・洋書)

           ああいう日本語英語でこういう (新刊・邦書)

    
 
Published Book The CHRONICLES of NARNIA
The Lion, the Witch and the Wardrobe

日本語版

The CHRONICLES of NARNIA
     The Lion, the Witch and the Wardrobe

日本語タイトル : ナルニア国物語 ライオンと魔女
                 著者 : C. S. Lewis

  
ちょっと前に映画で話題になったナルニア国物語。今回は、ペーパバックで読んでみました。

  お話は、戦時中に空爆を逃れるために、ロンドンから田舎の古い屋敷にやってきた4人兄弟(Peter, Susan, Demund and Luch)が、ある日その古い屋敷の中の一つの部屋の中にあった大きな衣装ダンスに入ると、その奥は雪のふりつもる別世界ナルニア国へとつづいていた。このナルニア国で、子どもたちは正義のライオンとともに、わるい魔女と戦うと言うもの。

  きっと、映画と違って原書で読むと難しいだろうなと思って読んでみたら、意外と簡単で、通勤電車の中で2日で読んでしまいました。考えてみたら、イギリスの子供(小学生程度)向けの本だから当然ですね。挿絵もついていますので、情景も簡単にイメージできます。

  映画を見た人も見ていない人も、読んでみてはいかがですか?

 分類        : 物語
 こんな人に    : 寓話好きの人に
 レベル       : TOEIC 550点以上
 英語、日本語比 : 100% : 0%
 読む場所     : 子供部屋
 辞書の必要度  : TOEIC 600点以下の人は必要
  アマゾン     :  http://tinyurl.com/qtpdo
Useful Expressions
P5
  "Nothing there!" said Peter, and they all trooped out again - all except Lucy. She stayed behind because she thought it would be worth while trying the door of the wardrobe, even though she felt almost sure that it would be locked. To her surprise it opened quite easily, and two moth-balls dropped out.

「日本語版より」
  「ここには、何もなし!」とピーターがいって、みんなは、どやどや、部屋を出て行きました。が、ルーシィだけが残りました。そのたんすに鍵がかかっていることはまずたしかだとは思いましたが、ドアをあけてみるくらいは、やってみるねうちがあると思って、ひとりだけふみとどまりました。ところがおどろいたことに、ドアはいともかんたんに、あくではありませんか。あけたひょうしに、ぽろぽろと、しょうのう玉が二つ、ころがりでてきました。

  Looking into the inside, she saw several coats hanging up - mostly long fur coats. There was nothing Lucy liked so much as the smell and feel of fur. She immediately stepped into the wardrobe and got in among the coats and rubbed her face against them, leaving the door open, of course, because she know that it is very foolish to shut oneself into any wardrobe. Soon she went further in and found that there was a second row of coats hanging up behind the first one. It was almost quite dark in there and she kept her arms stretched out in front of her so as not to bump her face into the back of the wardrobe. She took a step further in - then two or three steps - always expecting to feel woodwork against the tips of her fingers. But she could not feel it.

  
(ご自身で、訳してみて下さい。イギリスの小学生向けだから、読みやすいですよね。)

New Book ああいう日本語英語でこういう

ああいう日本語英語でこういう
  著者 : 牧野 高吉  2006年5月1日発刊

  日本語の比喩表現や、慣用表現を英語に直すとどうなるかを纏めた本です。「二人は赤い糸で結ばれている」「猫の手も借りたいほど忙しい」「手前味噌になりますが」「鼻の下を長くする」など979句が例文付きで掲載されています。

  著者は日本人ですが、ネイティブの方のチェックが入っているとのことですので、安心して掲載されているフレーズは会話で使用できるでしょう。

  新書版で手軽に持ち歩けるサイズですので、通勤電車の中で気軽に読める一冊です。全部は、覚え切れないと思いますので、自分が日ごろ使いそうなフレーズだけでも暗記してみるのも良いかもしれません。自分は「あいつはこの会社のガンだ」「太鼓判を押す」なんていう表現を覚えてしまいました。是非覚えたフレーズを、ネイティブとの会話で使用してみてください。

 分類        : 表現集
 こんな人に    : 上司の日本語比喩表現を欧米人に通訳しなければならい人
              トリビア的に、比喩表現の英語訳を知りたい人
 レベル       : TOEIC 500点以上 
 英語、日本語比 : 40% : 100%
 読む場所     : 電車の中
 辞書の必要度  : 必要なし
 アマゾン     : http://tinyurl.com/reald
Useful Expressions
足を洗う
to kick the habit

  She has finally kicked the drug habit.
  彼女は、ついに麻薬から足を洗った。

命の洗濯
to recharge one's batteries

  I took a one-week vacation to recharge my batteries.
  一週間休暇を取って、命の洗濯をしたよ。

うり二つ
be as like as two peas (in a pod)

  あの二人の姉妹はうり二つだね。
  Those two sisters are as like as two peas (in a pod).

金のなる木
the goose that lays golden egg(s)

  Those guys think she is the goose that lays golden egg(s).
  あいつらは彼女を金のなる木だと思っているんだ。

ガン(組織内での大きな障害)
a bad apple

  He is a bad apple in our company.
  あいつはうちの会社のガンだよ。

草葉の陰
to look down at someone

  I'm sure your mom is looking down at you, smiling at your marriage.
  お母さんも草葉の陰であなたの結婚を喜んでいると思いますよ。


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