今週の1冊

           Running with Lydiard (洋書・既刊)

   

今週の言葉

  "Train, But Don't Strain."

  鍛えよ、ただし、、無理をするな

         『Running with Lydiard』より

Published Book

Running with Lydiard


日本語版
Running with Lydiard
            著者 : Arthur Lydiard

  またまた、私の好きなランニング関係の本です。小出監督も、世古利彦さんも推薦するランニングのバイブルです。この本は、1983年に書かれた本ですが、内容は、未だに色あせなく、今尚多くのマラソン選手、市民ランナーに大きな影響を与えています。

  著者のLydiard氏は、ニュージーランドのランニングコーチで、彼自身もランナーでした。彼は、1960年代を中心に多くのオリンピックメダリストを育て上げた名コーチで、コーチーをやめた後も、ンニングに関する講演活動を続け、2004年にテキサスでの講義の最中に心臓発作で亡くなりになりました。

  著者のLydiard氏のことを、もっとよく知りたい人、下記をURLを参考にして下さい。
  http://en.wikipedia.org/wiki/Arthur_Lydiard

  本の中では、有酸素運動を高めるマラソンコンディショニングトレーニングを生理学的裏づけに基づいて説き、スピードトレーニングの様な無酸素運動とどう上手く結びつけて、如何に長い距離を早く走るかを理路整然と説明しています。

  一番にこの本で力説しているのは、気持ちの良い速いスピードで長い距離を走る練習をするかということ。まだ走れる、もっと早く走れると思える段階で、練習を終えること。それでいて、LSDの様な遅すぎるペースでは、競技能力は向上も遅くなるということです。

  英語のレベルとしては、TOEIC700点あれば読みこなせると思います。ランニング理論に興味のある方、是非読んでみて下さい。こうしなければだめだとか、こんなスピードでこんな距離を練習で走らなければだめだとか言う押し付け本ではありません。

  Googleでも本の一部を除く全文が公開されていますので、本を読む前にのぞいてみてください。
  http://tinyurl.com/ykcnq3j

 分類         : スポーツ書
 こんな人に     : 市民ランナー、競技ランナー
 レベル        : TOEIC 700点
 英語、日本語比  : 100% : 0% 
 読む場所      : 陸上競技場、ランニングコース
 辞書の必要度   : TOEIC800点以下必要
 アマゾン       : http://tinyurl.com/yzzrbgd
Useful Expressions
P29

  In theory, you will now be doing a lot of running at speeds just within your maximum steady state to place the utmost safe aerobic pressure on your cardio-respiratory and cardio-vascular systems and gain the best possible progressive development. Always, however you must finish each of your runs with the knowledge that you could have run a little faster.

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