今週の1冊

      THE WHITE TIGER (洋書・既刊)

   

今週の言葉

  I'm always a man who sees "tomorrow" when others see "today".

                          『THE WHITE TIGER』より


Published Book

THE WHITE TIGER


THE WHITE TIGER
            著者 : ARAVIND ADIGA  

  2008年のBooker賞受賞作品です。

  物語は、階級社会のインドにおいて、召使(運転手)として主人に仕える主人公が、インドを訪問中の中国の首相に送った手紙の形式で進みます。

  ホンダのシティーやスズキなどの日本の小型車が登場したり、ジョニーウォーカーのウィスキーが登場したり、今のインドを想像するのに、幾つかの私達にも馴染み深い製品が登場しています。

  インドの階級社会、アメリカの影響などを背景に、今のインドが抱えている問題点を浮き彫りしようとした作品と、自分なりに理解しました(違っていたらゴメンなせい)。

  著者のARAVIND ADIGA氏は、1974年のインド生まれで、コロンビア大学とオックスフォード大学で学び、『Time magazine』の記者生活を経て、今はインドのムンバイに住んでいるそうです。

  英語のレベルとしては、平易な単語が使用されていますので、比較的英語学習者には読みやすいと思います。ただページ数が300ページ近くありますので、覚悟して読まないとなかなか読み終わらないと思います。長編好きの人は、トライしてみてください。
 
 分類         : 物語
 こんな人に     : インドの生活について知りたい人
 レベル        : TOEIC700点
 英語、日本語比  : 100% : 0% 
 読む場所      : インド料理のレストランで、ラッシーを飲みながら
 辞書の必要度   : 800点以下必要
 アマゾン       : http://tinyurl.com/n97q3z

Useful Expressions
P1 The First Night

Mr. Premier,

Sir.

  Neither you nor I speak English, but there are some things that can be said only in English.

  My ex-employer the late Mr. Ashok's ex-wife, Pinky Madam, taught me one of these things ; and at 11:32 p.m. today, which was about ten minutes ago, when the lady on All India Radio announced, "Premier Jiabao is coming to Bangalore next week," I said that thing at once.

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