今週の1冊

    The Sign of the Beaver     (洋書・既刊


    
今週の言葉

  I'm right proud of you.

  本当にお前(息子)を誇りに思う。

            『The sign of the Beaver』より

Published Book The Sign of the Beaver
   The Sign of the Beaver
            著者 : Elizabeth George Speare

  先週までドイツ、フランス、アメリカに3週間にわたって出張に行っていました。地球を一周してきたのは、今回が初めてです。行っている間は、仕事の緊張感からか、それ程時差は気になりませんでした。でも、帰ってきて数日経ちますが、なかなか体調が戻りません。その上、最後のNYのホテルの空調が利きすぎてたせいか、軽い風邪をひき、中耳炎になってしまいました。

  今日紹介す本は、今回の出張の最後の宿泊地のNYで買った小学生向けの夏休みの推薦図書の中の1冊です。

  時代は、白人がインディアンの土地を脅かし始めていたころ。12歳の少年Mattが、父親とMaineの大自然の中に家を建る。家が完成すると、父親はMattを残して、母と娘を呼び寄せるために旅に出る。一人になったMattは、その大自然の中で一人で生きていかなければならないことに。そして、その土地は、かつてはインディアンの狩猟地域で、やがてMattは、インディアンの少年Atteanとしりあうことに。

  自然と共生しているインディアンと、文明に操られて生きている白人の生活が対比的に描かれています。

  書かれている英語は、もともとネイティブの小学生向きに書かれていますのでそれ程難しくありませんが、それでもロナルドダールのお話なんかよりは、レベルは上です。

 分類        : 物語
 こんな人に    : アメリカの小学生様の夏休みの推薦図書を読みたい人
             自然と調和して生きているインディアンのことを知りたい人
 レベル       : TOEICの500点以上
 英語、日本語比 : 100% : 0%
 聞く場所      : 電車の中
 辞書の必要度  : TOEIC700点以下は必要
 アマゾン      :  http://tinyurl.com/5sqhhl

Useful Expressions
P4 CHAPTER 1

Matt stood at the edge of the clearing for some time after his father had gone out of sight among the trees. There was just a chance that his father might turn back, that perhaps he had forgotten something or had some last word advice. This was one time Matt reckoned he wouldn't mind the advice, no matter how many times he had heard it before. But finally he had to admit that this was not going to happen. His father had really gone. He was alone, with miles of wilderness stretching on every side.


 このページに関するご意見、ご感想をお聞かせ下さい。
 sam_mag2@yahoo.co.jp

 「Books for English-learners」は、英語を学ぶことが目的ではなく、英語を通じて何かをし、幸せになりたいと願っている管理者(Sam)が、同じ様に英語を通して何かをしたい人に、少しでもお役に立てればと思い、毎週1から3冊を目標に英語に関係する書籍を紹介するホームページです。出版社、及び著者から依頼されて取り上げることはありません。

 このサイトは営利目的に主眼をおいておりません。サイトの容量、付加を軽くするために、表紙の見本写真は、Amazon.co.jpのリンク表示になっています。お気に入りの書籍購入サイトがある場合は、そちらから購入いただいても結構です。このサイト経由でAmazonから書籍を購入していただいた場合、そのアフィリエート収入は、今後メルマガおよびこのサイトで取り上げる書籍の購入費の一部に充てさせて頂きます。

 紹介欄のコメントは、あくまでも管理者個人の感想で、他の方が読まれた時には、別の感想を持たれることもありうることをご了解下さい。
 
 管理者の自己紹介:工学部系大学院を卒業。現在、化学メーカーに勤務の40代会社員。3年間のアメリカ赴任経験あり。