今週の2冊

        THE STORY OF DOCTOR DOLITTLE (洋書・既刊


        道を歩けば前置詞がわかる (邦書・新刊)

    
今週の言葉

  On behalf of the moon, I shall right wrongs!

  月に代わっておしおきよ!

  
『道を歩けば前置詞がわかる』より


Published Book THE STORY OF DOCTOR DOLITTLE

THE STORY OF DOCTOR DOLITTLE
        著者 : HUGH LOFTING    

  ご存知『DOCTOR DOLITTLE』シリーズの第1巻です。子供のころに日本語版を読んだ方も多いのでは、ないでしょうか。

  親切でお金に全く興味のないDOLITTLE先生。でのこの先生は、動物の言葉がしゃべれるのです。今回は、遠くの島で苦しんでいるサルたちを助けるために、苦難を乗り越えて、帰ってくるまでの物語です。
  英語のレベルとしては、それほど高くなくTOEIC500点程度で辞書を使えば読みこなせるでしょう。辞書なしでは、700点レベルです。

 分類        : 物語
 こんな人に    : 童心にかえって物語を読みたい人
 レベル       : TOEIC 500点以上
 英語、日本語比 : 100 : 0%
 読む場所     : 動物園のベンチ
 辞書の必要度  : 700点以下必要
 アマゾン      :  http://tinyurl.com/64nmgp
Useful Expressions
P19 Chapter One PUDDLEBY

  Once upon a time, many years ago - when our grandfurthers were little children - there was a doctor, and his name was Dolittle - John Dolittle, M.D. 'M.D.' means that he was a proper doctor and knew a whole lotl.

  He lived in a little town called Puddleby-on-the-Marsh. All the folks, young and old, knew him well by sight. And whenever he walked down the street in his high hat everyone would say, 'There goes a Doctor! He's a clever man.' And the dog and the children would all run up and follow behind him ; and even the crows that lived in the church tower would caw and nod their heads.

Published Book 道を歩けば前置詞がわかる
  道を歩けば前置詞がわかる
            著者 : 宗宮 喜代子 他  出版日:2007年12月1日

  英語を習う上で、前置詞は、日本語の「て」「に」「を」「は」と同じく不可欠な存在です。しかし、外国人が「て」「に」「を」「は」をマスターする難しさと同じく、日本人にとって、前置詞をネイティブ並みに使いこなすのは至難の業。

  この本は、そうした前置詞アレルギーの人に、ネイティブがどういう感覚で前置詞を使用しているかを知り、前置詞アレルギーを解消しようとする本です。

  高校の参考書の様に、文法に視点を置いて書かれているものではなく、気楽に読める読み物として仕上げられていますので、前置詞で苦労しているあなた、是非読んでみてください。

  過去にも前置詞に関しる英語の邦書は何冊か取り上げましたが、今までのものの中では、一番初歩の方にも理解できるように書かれている本だと思います。

 分類        : 英文法(前置詞)
 こんな人に    : 前置詞の使い分けで悩んでいる方
 レベル       : TOEIC 400点以上
 英語、日本語比 : 20 : 80%
 読む場所     : 勉強部屋
 辞書の必要度  : なし
 アマゾン      :  http://tinyurl.com/37nejt

Useful Expressions
P47 近くのatと遠くのto

 至近距離のatと目標のtoの距離感の違いを見て下さい。

The children threw stones at me.
子供らが私に石を投げつけた

He threw the blanket to me.
彼が私に毛布を投げてよこした

 atの文では、子供らは私に石を投げて石は私に当たったという感じが強くします。atはtoよりも、相手への距離が短く感じられるのです。


 このページに関するご意見、ご感想をお聞かせ下さい。
 sam_mag2@yahoo.co.jp

 「Books for English-learners」は、英語を学ぶことが目的ではなく、英語を通じて何かをし、幸せになりたいと願っている管理者(Sam)が、同じ様に英語を通して何かをしたい人に、少しでもお役に立てればと思い、毎週1から3冊を目標に英語に関係する書籍を紹介するホームページです。出版社、及び著者から依頼されて取り上げることはありません。

 このサイトは営利目的に主眼をおいておりません。サイトの容量、付加を軽くするために、表紙の見本写真は、Amazon.co.jpのリンク表示になっています。お気に入りの書籍購入サイトがある場合は、そちらから購入いただいても結構です。このサイト経由でAmazonから書籍を購入していただいた場合、そのアフィリエート収入は、今後メルマガおよびこのサイトで取り上げる書籍の購入費の一部に充てさせて頂きます。

 紹介欄のコメントは、あくまでも管理者個人の感想で、他の方が読まれた時には、別の感想を持たれることもありうることをご了解下さい。
 
 管理者の自己紹介:工学部系大学院を卒業。現在、化学メーカーに勤務の40代会社員。3年間のアメリカ赴任経験あり。