今週の2冊

          The Voyage of the "Dawn Treader"
        Books 3 in the Chronicles of Narnia  (
既刊・洋書)


          日本人に共通する英語のミス151   (邦書・新刊)
    
今週の言葉

 誤り Every people in this company works too hard.


  everyは常に単数形の名詞と一緒に使い、複数名詞と一緒に用いられることはありません。

 正解 Everyone in this company works too hard.

           
          「日本人に共通する英語のミス151」より

New Book The Voyage of the "Dawn Treader"
Books 3 in the Chronicles of Narnia


日本語版
The Voyage of the "Dawn Treader"
Books 3 in the Chronicles of Narnia
    日本語版タイトル : 朝びらき丸 東の海へ
                             著者 : C.S.Lewis
    
  昨年、映画で話題となったナルニア物語「ライオンと魔女」の続々編です。つまり2月15日号のメルマガで紹介した「PRINCE CASPIAN」の続編です。

  ちょっと風変わりな従兄弟のユースチスの家に来ていたエドマンドとルーシィは,その子の部屋の絵の中に,ユースチスと共に吸い込まれてしまいます.そこは、ナルニアの海.彼らは,朝びらき丸という美しい船にのり,前編で登場したカスピアン王子とともに、海を東に進む冒険に出ます。

  日本語訳を読むより、絶対原文を読むことをお奨めします。話の面白さから、分からない単語があっても読み進められますよ。

 分類        : 物語
 こんな人に    : ナルニア国物語のライオンと魔女の映画を見た人
 レベル       : TOEICの500点以上
 英語、日本語比 : 100% : 0%
 読む場所     : 電車の中
 辞書の必要度  : TOEIC700点以下は必要
 アマゾン      : http://tinyurl.com/2ayw7k
Useful Expressions
  There was a boy called Eustace Clarence Scrubb, and he almost deserved it.  His parents called him Eustance Clarence and his schoolmasters called him Scrubb.  I can't tell you haw his friends spoke to him, for he had none.   He didn't call his father and mother "Father" and "Mother", but Harold and Alberta.  They were very up-to-date and advanced people. They were vegitarians, non-smokers and teetotallers and wore a special kind of underclothes. In their house there was very little furniture and very few clothes on the beds and the windows were always open.

  いまからすこしむかし、ユースチス・クラレンス・スクラブという男の子がいました。へんな名前でしょう?  ところがその男の子がまた、その名前にふさわしい、へんな子だったのです。 おとうさんおかあさんは、その子を、ユースチス・クラレンスとよび、学校の先生たちは、スクラブくんとよびました。 友達の間で、なんとよんでいたかはわかりません。 友だちがいなかったからです。 その子は、おとうさんおかあさんを、とうさんとか、かあわんとかよばないで、ハラルドとか、アルバータとかいいました。 つまり両親が、たいへん現代的で、進歩的な人たちだったのです。 肉のかわりに野菜を食べることをたてまえにし、タバコと酒を目のかたきにして禁酒禁煙をちかい、とくべつな下着をつけ、家具はほとんどそなえつけず、寝るときには、ふとんを少ししかかけず、窓をいつもあけはなしておく、というふうでした。

New Book 日本人に共通する英語のミス151

日本人に共通する英語のミス151
著者 : ジェイムス・H・M・ウェッブ  2006年12月5日発刊

  イギリス生まれで、現在日本人女性と結婚して、関西外国語大学の教授をしている方が、書かれた本です。

  著者によれば、本書は、日本の大学生や大学を卒業した人の間違いの中から、共通して頻繁に繰り返される間違い、特に不注意による間違いよりも、理解不足によって起こる間違いを選んだとのことです。

  内容は、
Chapter 1 複数形に関する間違い
Chapter 2 冠詞に関する間違い
Chapter 3 動詞に関する間違い
Chapter 4 形容詞・副詞に関する間違い
Chapter 5 名詞に関する間違い
Chapter 6 前置詞・接続詞に関する間違い
Chapter 7 その他の間違い

  各章の最後には、確認テストも付いていますし、全体を読んでみて、TOEIC試験のライティングテストの得点アップにも役立つと、思いました。

  デヴィッド・セインさんが、日本人の陥りやすい英語の間違いを指摘した本をたくさん書かれていますが、個人的には、こちらの方が分かりやすくまとめられているような気がします。

  この手の本の中では、よく出来ていると思います。

 分類        : 英文法、日本人の間違い英語
 こんな人に    : 日本人の陥りやすい英語の間違いをなくしたい人
 レベル       : TOEICの500点以上
 英語、日本語比 : 30% : 70%
 読む場所     : 電車の中
 辞書の必要度  : TOEIC必要なし
 アマゾン      : http://tinyurl.com/2ekasu
Useful Expressions
Common Mistake 80

誤1、Every people in this company works too hard.

誤2、Every children in the school liked her.

誤3、All people in Japan are very busy.

everyは常に単数形の名詞と一緒に使い、複数名詞と一緒に用いられることはありません。people、childrenは複数名詞なので、「すべての」lと言いたい時は、それぞれeveryone / everybody, every child / all (the) childrenと言います。


普通all peopleとは言えませんが、all Japanese peopleとかall the people in the roomなどのように、all 〜 peopleと言うことはできます。

正1、Everyone in this company works too hard.

正2、Every child in the school liked her.
    All the children in the school liked her.

正3、All Japanese people are very busy.
    Everyone in Japan is very busy.

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 管理者の自己紹介:工学部系大学院を卒業。現在、化学メーカーに勤務の40代会社員。3年間のアメリカ赴任経験あり。