今週の2冊

          The Greatest Salesman in the World    (既刊・洋書)

                 英語ライティングワークブック   (新刊・邦書)

    
今週の言葉
 
 Let me act now even though my actions may not bring happiness or success for it is better to act and fail than not to act and flounder.

  たとえ結果として、幸福や成功がもたらされなくても、私は行動することをやめない。何も行動せずに、現状にもがいているくらいなら、むしろ行動して失敗する方がましである。

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Book
The Greatest Salesman in the World

The Greatest Salesman in the World
日本版タイトル:地上最強の商人  著者 :  Og Mandino

  勘違いしないで下さい。この本は、儲けるためのセールスマンのHow toものではありません。セールスマンとはどうあるべきか、その哲学を示す案内書です。

  著者のOg Madinoの自分の挫折から復活した人生をベースに書かれた物語であり、読む人に人生の選択の大切さを教えています。

  ページ数は、111ページで、読みやすい言葉で書かれています。ペーパーバックで場所を取りませんので、かばんに忍ばせて、時間のある時に読んでみて下さい。

 分類        : 物語 自己啓発
 こんな人に    : 人生の選択で悩んでいる人
 レベル       : TOEIC 600点以上
 英語、日本語比 : 100% : 0%
 読む場所     : 電車の中、喫茶店
 辞書の必要度  : TOEIC700点以下は必要か
 アマゾン      : http://tinyurl.com/s7ocs
Useful Expressions
P26 L15

Failure will never overtake you if your determination to succeed is strong enough.
もし、成功しようとする決意がかたければ、失敗してくじけてしまうことはけっしてない。

P54 L10
Failure is man's inability to reach his goals in life, whatever they may be.
失敗とは、それが何であれ、その目的の地にたどり着けないことをいう

P65 L12
I will persist until succeed.
I will never consider defeat and I will remove from my vocabulary such words and phrases as quit, cannot, unable, impossible, out of the question, improbable, failure, unworkable, hopeless, and retreat; for they are the words of fools.
私は成功するまで頑張り続ける。
私は、敗北については、決して考慮しない。また、私の辞書には、次のような言葉はない。曰く、やめる、出来ない、力が足りない、不可能だ、問題外だ、ありえない、失敗、実行は無理、絶望、撤退。なぜなら、これらは愚かな者の言葉だからである。

P80 L7
Weak is he who permits his thoughts to control his actions; strong is he who forces his actions to control his thoughts.
弱者は、自分の思いに支配され、強者は、自分の思いを支配する。

P95 L2
Let me act now even though my actions may not bring happiness or success for it is better to act and fail than not to act and flounder.
たとえ結果として、幸福や成功がもたらされなくても、私は行動することをやめない。何も行動せずに、現状にもがいているくらいなら、むしろ行動して失敗する方がましである。

New Book 英語ライティングワークブック

英語ライティングワークブック
著者 : デイヴィッド・セイン    2006年9月21日発刊

  英語関係の書籍を数多く執筆しているご存知デイヴィッド・セインの著書です。彼の本は、何冊か読みましたが、その中でも、この本はピカイチでしょう。

  まず、日本人が間違えやすいポイント心得ており、そこを的確な例文とともに、指摘しています。

  ただ単なるライティングの本ではなく、要点の簡単な説明の後、練習問題により理解が深められる構成になっていて、非常に便利です。

  また、どこから始めてもいいように組み立てられています。

 分類        : ライティング 文法
 こんな人に    : ライティングの文法に自信のない人
              あいた時間で文法の理解を深めたい人
 レベル       : TOEICの500点以上
 英語、日本語比 : 40% : 60%
 読む場所     : 電車の中、銀行・病院の待合室
 辞書の必要度  : TOEIC必要なし
 アマゾン      : http://tinyurl.com/vl6ty
Useful Expressions
P118 間違いやすい類義語の使い分け 練習問題

 英文2つのうち、どちらが適切な文であるか判断しなさい。

1.
a. I have to finish this report by Thursday.
b. I need to finish this report by Thursday.

2.
a. We have to finish this project by the end of this month.
b. We have to end this project by the end of this month.

3.「完成できた」という意味で。
a. We could play off the loan.
b. We were able to pay off the loan.

4.
a. You had a call from Mr. Carlton of XYZ while you were out.
b. You had a call from Mr. Carlton of XYZ during you were out.

5.
a. Our company is just beginning to make profit.
b. Our company is just beginning to make a benefit.

1.正解:b 「木曜日までにこのレポートを終わらせる必要がある」
have to を用いると「誰かにいわれたから」とか「本当はやりたくないのだが」というニュアンスになってしまうことがある。つまり、"I don't want to, but I have to."という意味にとられてしまう可能性があるということだ。ビジネス文書などでは、need toを使ったほうがいいだろう。

2.正解:a 「このプロジェクトは今月末までに終わらせなければならない」
endを他動詞としてつかうことはほとんどないため、bのような言い方は適切でない。endはThe meeting will end shortly.「会議はもうすぐ終わります」のように、自動詞で使うのが一般的である。

3.正解:b 「ローンを完済することができた」
couldには仮定法の用法もあるため、aのWe could pay off the loan.は「私たちだったら完済できる」あるいは「完済できるかもしれない」という、歯切れの悪い意味にとらえられてしまう可能性がある。

4.正解:a 「外出中に、XYZ社のカールトンさんから電話がありましたよ」
whileは接続詞、duringは前置詞である。後ろにyou were outという文が続いているので、接続詞のwhileを用いるのが正しい。

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 管理者の自己紹介:工学部系大学院を卒業。現在、化学メーカーに勤務の40代会社員。3年間のアメリカ赴任経験あり。