今週の2冊

           THE ESSENTIAL 55   (既刊・洋書)

     ネイティブ並みの「英語の書き方」がわかる本 (新刊・邦書)

    
Published
Book
THE ESSENTIAL 55

日本語版

THE ESSENTIAL 55
日本語版タイトル:あたりまえだけど、とてもたいせつなこと 子どものためのルールブック
著者 : RON CLARK

  2003年にアメリカで出版され、New York Times Bestsellerになった本です。著者は、ふとしたことから小学校の先生(時にはニューヨークのハーレム地区の小学校の先生)になりめざましい成果をあげ、2001年、彼が28歳の時には、Disney Teacher of the Year Award (ディズニー社主催の「全米最優秀教師賞」)を受賞しました。

  内容は、あたりまえだけどなかなか子どもに教えて徹底できない規則55コを上げています。

  子育てと英語学習の両方をしている人にお勧めです。

 分類        : 子どもの教育書
 こんな人に    : 小学生の先生と親
 レベル       : TOEIC 600点以上
 英語、日本語比 : 100% : 0%
 読む場所     : 子ども部屋
 辞書の必要度  : TOEIC 700点以上
 アマゾン      : http://tinyurl.com/gyutn
Useful Expressions
P14 RULE 5

If you win or do well at something, do not brag. If you lose, do not show anger. Instead, say something like, "I really enjoyed the competition, and I look forward to playing you again,"or Good game," or don't say anything at all. To show anger or sarcasm, such as " I wasn't playing hard anyway. You really aren't that good," shows weakness.


もしきみが何かで勝ったり、うまくやったりしても、自慢しないこと。もし負けても、怒った態度をとらないこと。かわりにこんなふうにいってみよう。「試合、すごく楽しかったよ。こんどまたきみと勝負するときを楽しみにしているよ」あるいは「いいゲームだったね」。それがいえないときには、何もいわないでいよう。怒った態度をとったり、「どうせ、おれ、本気でやってなかったからね。おまえ、ほんとはそれほどうまいわけじゃないんだぜ」などとあてこすりをいったりするのは、弱さのあらわれだ。


P144 RULE 51

Live so that you will never have regrets. If there is something you want to do, do it! Never let fear, doubt, or other obstacles stand in your way. If there is something you want, fight for it with all of your heart. If there is something you want to do, do for it and don't stop until you make it happen. If there is something you want to be, do whatever is necessary in order to live out that dream.

後悔のない生き方をしよう。何かしたいことがあるなら、やってみよう!不安や疑念、さまざまな障害に負けて、あきらめてはいけない。欲しいものがあるなら、それを手に入れるために本気で闘おう。何かしたいことがあるなら、それに向かって前進しよう。決して途中でくじけないことだ。もしなりたいものがあるなら、それを実現するために必要なことをすべてやってみよう。

P156 RULE 54
Carpe diem, You only live today once, so don't waste it. Life is made up of special moments, many of which happen when caution is thrown to the wind and people take action and seize the day.

現在を楽しもう。今日という日は一度しかない。だから、むだにしないこと。人生は特別な瞬間でできあがっている。しかも、その瞬間の多くは、思いきった行動に出て、今日という日をつかまえるときに起きる。

New Book ネイティブ並みの「英語の書き方」がわかる本

ネイティブ並みの「英語の書き方」がわかる本
著者 : 三浦 順治   2006年6月14日発刊

  表紙が地味なので、あまり期待せず読み始めましたが、中身が非常に濃いライティングの本です。

  著者曰く「文法の知識をもっているからといって、良いライティングができるというこにはならない。文法は言葉を分析することであり、ライティングは言葉をまとめることで、ライティングに必要なのは言葉を使う能力である。また、文応的に正しい英文が、すなわり説得力のある英文になるわけではない。説得力のある英文とは、mature「大人の」な英文のことである。英語におけるmatureなセンテンスは、ある程度の長さを持ち、たっぷりとした情報量を含むものでなければならない。ぶつ切りの短いセンテンスの連続は、正しいセンテンスではあっても、matureであるとの印象を与えない。説得力にかけたものとなる。」とのこと。

  英語においては、年齢ごとにセンテンスの長さがことなり、平均的に年齢が上がるに従って、センテンス中の単語数が増えるとの事。小学五年生−9、中学2年生ー11、優れた大人ー21.

  日本人の英文は、短いセンテンスをand やsoで簡単に連ねていく傾向があるが、アメリカではAnd, but, so sentences are poor sentences.と言われているとの事です(う〜、耳が痛い)。アメリカでも、小学生はand, but, soを多く使うが、大人になるに従って、and, but, soの使用頻度は減るのにセンテンスは長くなるそうです。

  とにかく、英文ライティングをする人は、読んでみて下さい。

 分類        : ライティング
 こんな人に    : mature「大人の」な英文を書きたい人
 レベル       : TOEIC 600点以上
 英語、日本語比 : 30% : 70%
 読む場所     : 勉強部屋、会社の休み時間
 辞書の必要度  : 必要なし
 アマゾン      : http://tinyurl.com/f7lbd
Useful Expressions
P47 練習問題
 センテンスのmain ideaに、(  )内の修飾語句を順番を整えて加え、1つのmatureなセンテンスを完成させなさい。なお、コンマは適宜補うこと。

1. The book lay. (open at page one, on the desk)
その本は、1ページ目が開かれて、机の上に置かれていました。

2. The secretary knocked. (a tall woman with blond hair, on the door of the president's room)
秘書 − 金髪で背の高い女性だが − が社長室のドアをノックしました。

3. Mt. Fuji rose. (with a white cap on top, above the hills around it, a high mountain)
富士山は − 雪を頂いた高い山だが − 周囲を囲む丘陵の上にそびえていました。

9. The last bus sped away. (disappearing, its tail lights, into the darkness)
最終バスは走り去り、テールランプは闇の中に消えていきました。

10. The boy stepped. (automatically narrowing his eyes, out of the shade, against the bright sunlight)
男の子は木陰から踏み出すと、明るい日差しに反射的に目を細めました。

解答

1. The book, open at page one, lay on the desk.
[The book lay on the desk, open at page one.]

2. The secretary, a tall woman with blond hair, knocked on the door of the president's room.

3. Mt. Fuji, a high mountain with a white cap on top, rose above the hills around it.

9. The last bus sped away, its tail lights disappearing into the dark.

10. The boy stepped out of the shade, automatically narrowing his eyes against the bright sunlight.



 このページに関するご意見、ご感想をお聞かせ下さい。
 sam_mag2@yahoo.co.jp

 「Books for English-learners」は、英語を学ぶことが目的ではなく、英語を通じて何かをし、幸せになりたいと願っている管理者(Sam)が、同じ様に英語を通して何かをしたい人に、少しでもお役に立てればと思い、毎週1から3冊を目標に英語に関係する書籍を紹介するホームページです。出版社、及び著者から依頼されて取り上げることはありません。

 このサイトは営利目的に主眼をおいておりません。サイトの容量、付加を軽くするために、表紙の見本写真は、Amazon.co.jpのリンク表示になっています。お気に入りの書籍購入サイトがある場合は、そちらから購入いただいても結構です。このサイト経由でAmazonから書籍を購入していただいた場合、そのアフィリエート収入は、今後メルマガおよびこのサイトで取り上げる書籍の購入費の一部に充てさせて頂きます。

 紹介欄のコメントは、あくまでも管理者個人の感想で、他の方が読まれた時には、別の感想を持たれることもありうることをご了解下さい。
 
 管理者の自己紹介:工学部系大学院を卒業。現在、化学メーカーに勤務の40代会社員。3年間のアメリカ赴任経験あり。