最近の事件がらみで、一つ。教師をしている某氏曰く、「同僚が言ってたけど、子供の人権なんてのはあるわけがないんだよ。義務を果たしてないんだから」。ま、さすがに全面的に支持するわけにはいかないが(少なくとも、学校に行ってれば教育を受ける義務は果たしてるわけだしね)、一つの見方ではある。体罰教育礼賛はしないけど、子供の頃を思い返すとき不思議と「頭ゴツン」をする先生の方がいい先生だったと思う。
(以下略)


 上記の内容に関連して、以下のような内容(要約)の指摘がありました。

1)「教育を受ける義務」は間違い。保護者が被保護者に「教育を受けさせる義務」ならある。
2)「子供の権利」は、義務を果たした事に対する報酬ではないと思う。

 まず、1)に関して。これは完全に私の間違いです。申し訳ない。指摘の通り、「受けさせる義務」とごっちゃになっていました。(日記本文中では削除しています)
 次に2)に関して。
 これは私見ですが、人権というのは(特に社会権に関しては)「免罪符」であってはならない、と私は思います。自分を活かすために使いこなす「道具」でなくてはならない。
 一方で、日記で書いた友人や、最近の報道から聞く話から推測するに、最近の子供(、と一般論で書くことをお許し頂きたい)は権利を「免罪符」としか使っていないようです。
「権利を云々する前に、やれっつったことをやらねえんだよやつらは」
「そのくせ自分達の思い通りに行かねえと文句言うのな」
 恐らくはその文句を「権利の主張」という形で言ってるんではないかと思います。そりゃ腹も立つわなぁ。
 だから彼の言わんとする事には、賛成は出来ないまでも理解は出来るのです。

 そうかといって彼が子供の人権を本当に無視してるかというとそんな事は実際には無いでしょう。例えば子供の頃、よく頭を引っぱたいた先生が一番子供の事を考えてくれていた……なんてことがありました。
 殴るから暴力教師とはいえない、と私は思っています。同じように彼も、口では「権利はない」と言ってはいても、恐らくは子供の人権を(一番かどうかは解らないけど(^_^;))考えている教師のひとりなのだろうと思います。



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