99年4月の出来事

4月29日(木)PM2:00

 今日はBNL(ブランニューリーフ)たらいうリーフネタ限定の同人即売会があるようで、「MultiHeart」の追加シナリオ付きバージョン(OPソング付き。夏コミにはこれのOPアニメをつけようかという話が上がってますが、それがいつの間にか俺が制作担当みたいになってて頭抱えてます。どないせえちゅうんじゃ……)を売るためにぽすたるの関係者達がこっちに来てるんだそーだ。俺は行けないんだけどね。
 なんでかって? そりゃもうもちろん納期が伸びてゴールデンウィークが消えたからですよ。ええ。
 そんなわけでこれから出社。オフイベにも出れそーもありません。ごめんよ期待してた方々(いるのか?)。

 近況。相変わらず日々新ネタが更新される毎日です。まったく持って勘弁してほしいよ。
 某社「制作日記」みたいにマンガにしたらうけそうだなあ。ただあちらと違うのは、こっちのはさわやかな笑いではなくどす黒い笑いってところ。そんなものを喜んで読む人は、「悪趣味ゲーム紀行」がっぷ獅子丸、マイクロデザイン出版局)を喜んで買っちゃう人だろうな。もしくは魂が「がっぷちゃん」な人とか。

4月17日(土)AM12:30

 帰ってきて久しぶりに家で寝ると、気持ちよさのあまり眼がとろとろになるまで寝こけてしまう。それはそれで気持ちいいのだが、会社で寝る時に反動が来そうでいやだなあ。

 制作もかなり進み、新キャラが表示出来るようになって、おまけにデバックメッセージ(CPU負担が今どれくらい、とかの表示。もちろん製品版にはつかない)を切ればほぼ8割9割の部分で秒間60フレームを実現出来るようになった。俺たちグラフィッカーの仕事もバグ修正に集中しだし、このペースで行けば何とか納期までにマトモなものが出来そうだ、というところ。最後の正念場。
 ……こういう時期にも関わらず、例のディレクター殿新ネタを披露してくれました。それもかなりの大ネタを……

<その1>
 CDアクセス中に表示する「Now Loding」用の画像データがようやく届いた。こいつはクライアントから更に上の大クライアントが制作した奴。……で、内容はともかく問題はそのフォーマット。サイズが640*480、しかもフルカラー。
チーフ「この画像をお願いする時に、320*240256カラーでとお願いしたはずなんですが」
彼  「……でも縮小とか減色とかって作業はこちらでも出来ますよね
俺たち(……そういう問題じゃねえだろ)
チーフ「それからこれ、画面一杯まで描かれてますけど画面端の部分は切れますよ。特に上下の16ドット分はPSの仕様上絶対に切れます」(だからSCEの書類にも『やらんといてね』とはっきり書いてある)
彼  「え、でもそういう具体的な指示って聞いてませんでしたよね。16ドットの話も私は知りませんよ
俺たち「はははははは(失笑)

 アンタほんっとーにPSの仕事したことあるんか? あとなんでアンタがディレクターやってんの?

<その2>
 別の場所で作業してるサウンドの担当さんから電話が来た。曰く「新キャラのサウンドデータが来たけど、仕様が解らないから大クライアントに聞いたら『Y氏(例のディレクター殿)を通じて連絡してあるはず』って言われた」とのこと。もちろんそんな連絡は受けていない。どうなっているのかと電話で聞こうとする。
 休み。
 ……忙しい時期に休むなと言ったのは何処のどいつだ。それに休むなら休むで誰かに仕事を引き継がせろ。


 話はがらっと変わってテレビの話。私が誉めちぎってた「クレヨン王国」は終わってしまったが、その後番組「おジャ魔女どれみ」、これまた目っ茶苦茶いい出来です。予告編を観た時は「うーん…… こいつはハズレっぽいなあ」とか思ってたが、オープニングを見た瞬間から完全にハマってしまった。テンポ、ストーリー、演出、どれも絶品です。これを子供だけに見せるなんてもったいないっ。ビデオに撮ってでも見るべし。お薦めっす。



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