99年4月の出来事
今日は
BNL(ブランニューリーフ)たらいう
リーフネタ限定の同人即売会があるようで、
「MultiHeart」の追加シナリオ付きバージョン(OPソング付き。夏コミにはこれのOPアニメをつけようかという話が上がってますが、それがいつの間にか俺が制作担当みたいになってて頭抱えてます。どないせえちゅうんじゃ……)を売るために
ぽすたるの関係者達がこっちに来てるんだそーだ。俺は行けないんだけどね。
なんでかって? そりゃもうもちろん
納期が伸びてゴールデンウィークが消えたからですよ。ええ。
そんなわけでこれから出社。
オフイベにも出れそーもありません。ごめんよ期待してた方々(いるのか?)。
近況。相変わらず
日々新ネタが更新される毎日です。まったく持って勘弁してほしいよ。
某社の
「制作日記」みたいにマンガにしたらうけそうだなあ。ただあちらと違うのは、こっちのはさわやかな笑いではなく
どす黒い笑いってところ。そんなものを喜んで読む人は、
「悪趣味ゲーム紀行」(
がっぷ獅子丸、マイクロデザイン出版局)を喜んで買っちゃう人だろうな。もしくは
魂が「がっぷちゃん」な人とか。
帰ってきて久しぶりに家で寝ると、気持ちよさのあまり眼がとろとろになるまで寝こけてしまう。それはそれで気持ちいいのだが、会社で寝る時に反動が来そうでいやだなあ。
制作もかなり進み、新キャラが表示出来るようになって、おまけにデバックメッセージ(CPU負担が今どれくらい、とかの表示。もちろん製品版にはつかない)を切ればほぼ8割9割の部分で秒間60フレームを実現出来るようになった。俺たちグラフィッカーの仕事もバグ修正に集中しだし、このペースで行けば何とか納期までにマトモなものが出来そうだ、というところ。最後の正念場。
……こういう時期にも関わらず、例のディレクター殿は新ネタを披露してくれました。それもかなりの大ネタを……
<その1>
CDアクセス中に表示する「Now Loding」用の画像データがようやく届いた。こいつはクライアントから更に上の大クライアントが制作した奴。……で、内容はともかく問題はそのフォーマット。サイズが640*480、しかもフルカラー。
チーフ「この画像をお願いする時に、320*240の256カラーでとお願いしたはずなんですが」
彼 「……でも縮小とか減色とかって作業はこちらでも出来ますよね」
俺たち(……そういう問題じゃねえだろ)
チーフ「それからこれ、画面一杯まで描かれてますけど画面端の部分は切れますよ。特に上下の16ドット分はPSの仕様上絶対に切れます」(だからSCEの書類にも『やらんといてね』とはっきり書いてある)
彼 「え、でもそういう具体的な指示って聞いてませんでしたよね。16ドットの話も私は知りませんよ」
俺たち「はははははは(失笑)」
アンタほんっとーにPSの仕事したことあるんか? あとなんでアンタがディレクターやってんの?
<その2>
別の場所で作業してるサウンドの担当さんから電話が来た。曰く「新キャラのサウンドデータが来たけど、仕様が解らないから大クライアントに聞いたら『Y氏(例のディレクター殿)を通じて連絡してあるはず』って言われた」とのこと。もちろんそんな連絡は受けていない。どうなっているのかと電話で聞こうとする。
休み。
……忙しい時期に休むなと言ったのは何処のどいつだ。それに休むなら休むで誰かに仕事を引き継がせろ。
話はがらっと変わってテレビの話。私が誉めちぎってた「クレヨン王国」は終わってしまったが、その後番組「おジャ魔女どれみ」、これまた目っ茶苦茶いい出来です。予告編を観た時は「うーん…… こいつはハズレっぽいなあ」とか思ってたが、オープニングを見た瞬間から完全にハマってしまった。テンポ、ストーリー、演出、どれも絶品です。これを子供だけに見せるなんてもったいないっ。ビデオに撮ってでも見るべし。お薦めっす。