この辺では現在河川工事が進められているが、従来は実用一点張りの設計であったが、最近は親水への配慮もされるようになった。
池上本門寺付近から下流は感潮域に入る。以前に較べ最近は少し川の水がきれいになったので、河口からボラや鯉が遡上してくるのがみられるようになった。またこれらの魚を追ってかカルガモやユリカモメやカワウが飛来してくるようにもなった。
池上通りにかかる堤方橋より少し上流で、旧六郷用水が南から北へ縦断するような形で注ぎ込み大森方面へ流れた用水跡が残っている。この旧六郷用水は現在は埋め立てられて緑道にしたりせせらぎを復活したりしている。
西蒲田の双流橋から蒲田駅手前のJR鉄橋にかけては、平成8年度まで屋形船の形をした曝気装置が4台川面に浮かべられていた。この辺は川の水が淀み以前は悪臭がひどかったので、この装置で川の水に空気を送り込み浄化していた。
また、この辺には川面に浮かぶゴミを集めるためのゴミフェンスも設置されている。
第一京浜国道にかかる夫婦橋の少し下流で、旧呑川は北東の方向へ蛇行しながら流れていたが、現在はこの河川敷は埋め立てられて緑道になっている。
新呑川はこの付近から川幅もずっと広くなり、一直線に真東へ京浜工業地帯の工場群の間を貫いて東京湾まで流れている。
以前はノリ養殖用の小舟がたくさん係留されていたが、現在は釣り船に代わっている。また以前夫婦橋のたもとと産業道路にかかる新呑川橋のたもとには舟からの荷の積み降し場があった。
現在後者は傾斜のゆるやかな護岸になった親水公園に作られている。
夫婦橋から河口までは、川のまわりの土地の高さが水面とあまり違わないので、大雨による増水のほか高潮にも備えるため、護岸はいわゆるカミソリ堤防になっていて、川沿いを歩きながら川面をみることはできない。