| ハイランド・パイプに関するお話「パイプのかおり」 |
|
第16話(2004/1) “Lament for The Laird of Anapool” 今年に入って最初に届いたパイピング・タイムスによるとカナダ人のパイパー、Jack Lee が昨年秋の Glenfiddich Championship において、Iain Dall MacKay による“ Lament for The Laird of Anapool”を演奏し、北米人パイパーとして史上初めてチャンピオンになったとのことです。
私は以前、Bill Livingstone の演奏を聴いて「良い曲だな〜」と思い、一度なぞったことがあるのですが、あまりの難しさにそれっきりになっていました。これを機会にもう一度トライしようと思った次第。 う〜ん、いや〜、トホホ…。
ちなみにウルラール(↑の楽譜)の最初の2小節の音を書き出してみると次のようになります。 《HiA装飾音HiGーEDGDED装飾音HiG(Patrick Og の3小節目にも出てくる Iain Dall お得意の CHEDARI(chay dareeと発音))ーHiAーDーHiA装飾音HiGーDストライクーHiGーDストライクーHiGーHiA装飾音HiG》
私は“Lament for Patrick Og MacCrimmon”のウルラール表現上の要の一つでもあるこの CHEDARI《EDGDED装飾音HiG》を会得したくて、回り道をして同じ装飾音が出てくる“Lament for MacSwan of Roaig”をそれなりに習得したつもりですが、この曲のように、前後の音があまりにも左手ばかりだと、同じ装飾音がさらに難しく感じられます。
“Lament for the Chidren”を始めとする多くの傑作を残した、MacCrimmon 一族でも最高のコンポーザーと言われる Patrick Mor MacCrimmon もトップハンドの音(=高音域)を好んだ人ですが、装飾音の組み合わせの難易度と言うことから言うと Iain Dall ほどではありません。 ※ Bill Livingstone のCDシリーズ“A Piobaireachd Dairy”を紹介したパイプのかおり第24話の中で、Bill のこの曲関する印象的なコメントを紹介していますので、ぜひお目通し下さい。 |
| || Japanese Index || Theme Index || |