パイパー森の音のある暮らし《2007年3月》
2007/3/31
(土)

久しぶりのシーズニング

 私は使った事が無いので分かりませんが、シンセティク・バッグの場合はバッグ内の湿気をいかにして除去するか? ということがいつも大きな課題になっているようですね。そして、その対策として様々な湿気除去装置が考案されているのもよく見かけます。

 一方、私のようにハイドバッグを使っていると、殆ど週末にしかパイプを吹かず、それも、せいぜいピーブロックを2、3曲しか演奏しないとなると、いかにして革(バッグ)に湿気を保ち柔らかなままにしておくか? という事の方が悩みの種です。

 たった2台のパイプでも、両方を交互に十分に吹き込んで、いい状態に保つというのが難しい。最近ではどうしても、Dunfion を吹くことが多いので、長年お世話になって来た Hardie の面倒が十分に見切れずに気が付くとバッグがバリバリに堅くなってしまっているという始末です。
 もちろん、そんな時でもピーブロックを2、3曲演奏すれば、革に適度な湿気が行き渡って柔らかくなるのですが、シーズニングが切れて来ると革の柔らかさが一週間は持ちません。土曜日に演奏しても日曜日にはまた堅くなっているという具合です。

 2004年1月1日の日記でも書いた様に、私が半年に一回程のインターバルで定期的にシーズニングするのは、革をいつも柔らかい状態にしておきたいからです。
 この前シーズニングをしたのがいつだったかは忘れましたが、かなり時間が経過しているのは確かなようで、最近は(2台とも)演奏した翌日には湿気が抜けて革が堅くなってしまいます。
 こうなると、その日最初に空気を吹き込んだ時に張り付いたバッグの皺がバリバリと剥がれるような感じになり、状態としては甚だよろしくありません。こんなことをいつまでも続けていると革の表皮(内側)に決定的なダメージを与えてしまう危険性もあります。


 …で、本日は久しぶりにシーズニングをすることにしました。
 まずは、最近すっかり不遇をかこっている Hardie から。いつもの手順でブローパイプ以外のパイプを抜き、ストックにゴム栓をして空気を貯めます。パンパンになったバッグに体重を掛けて押しつぶそうすると…、ヤ、ヤバイ、どこからかスーと空気が抜けて行き、バッグが見る間に凹んで行きます。

 う〜ん、とうとう革に決定的なダメージが来ているのか? と懸念しながら、シーズニング液を注ぎ込み、革に潤いを与えていきます。しばらく揉みこんでから、再びストックにゴム栓をして空気を貯め、パンパンになったバッグに体重を掛けて押しつぶそうすると…、ヤ、ヤバイ、前と同じでスーと空気が抜けて行き、バッグが見る間に凹んで行きます。

 そこで、やっと気が付きました。なんと、ブローパイプをバッグに結わいつけている紐が緩んでいるではないですか。…で、触ってみると、あらあら、あっという間にほどけてしまいました。

 思えば、このバッグを新調した際に山根先生にタイイング・インしてもらったのは1992年のこと。それ以来、これまで何の不具合もなかったのですが、さすがに15年も経つと紐もちょっと疲労したのでしょう。

 行きがかり上、シーズニング液を入れたまま、急遽ブローパイプのタイイング・インをしました。意外に思われるかもしれませんが、実は、私は自分自身でタイイング・インをするのはこれが初めてです。これまではいつも山根先生のお世話になりっぱなしだったのです。
 でも、さすがに前回お世話になった際に「次は自分でやらなくちゃな〜」とキモに命じ、その後、タイイング・イン用の紐は取り寄せたあったのですが、思いの外、バッグも長持ちしていつまでもその機会がなかったのです。

 先生の絶妙な手技を思い出しつつ(タイイング・インの方法は CoPNPC のチューターに詳しく書いてあります)、しっかりとタイイング・インし直したところ、今度はパンパンになったバッグに体重を掛けて押しつぶそうとしても見事に機密性は保たれます。革自体に深刻なダメージがあった訳ではなさそうです。やれやれ、やっとシーズニング続行です。

 Hardie のシーズニングが無事に終了した後、続けて Dunfion もシーズニング。両方のバッグがしっとりと柔らかくなったところで本日のお楽しみは終了しました。

 あ〜、いつもながらシーズニングは楽しいですね〜。


 そういえば、どこかの掲示板でいつかバッグの寿命の話が出た事があったような記憶がありますが、私の様な使い方であれば、ハイドバッグは15年は全く問題なく使えるってことは証明されましたね。

|| Theme Index || Japanese Index ||