パイパー森の音のある暮らし《2007年1月》
2007/1/20
(土)

300周年

 世界史(イギリス史?)的にみると、本年(2007年)はスコットランドがイングランドに併合された1707年から数えて、ちょうど300年周年に当たります。
 一昨日18日付けの朝日新聞夕刊には、1月16日がスコットランド議会がイングランドとの合併(イングランド側から見れば「併合」)を決めてから正に300周年の日だったということが書かれていました。

 そして、その記事の表題は「スコットランド、くすぶる独立論」というものでした。
 曰く、
ブレア首相やブレア後の首相最右翼と目されるブラウン財務相(スコットランド出身とのこと)が、5月1日の合併300周年記念日の2日後に予定されているスコットランド議会選挙で、独立を唱えるスコットランド民族党(SNP)が支持を伸ばし、現与党第1党の労働党と入れ替わって第1党をうかがう勢いであることに対して、強い危機感を表明している、とのこと。
 人口規模でイングランドの10分の1でしかないスコットランドは、客観的に見れば「政治、経済、文化、どの点をとっても」独立のメリットは少ないというのは明らかであるにも関わらず、世論調査によると、独立容認派のスコットランド人は54%に達する、と締めくくられていました。

 同じ島国でありながら、いわゆる《天下統一》の背景と歴史経過がかなり異なる日本という国から見ると、今の時勢に「スコットランドがイギリスから《独立》する」となどということは、すんなりとは想像し難く、ある意味では荒唐無稽で非現実的な選択肢じゃないの? というのが正直なところではないでしょうか?

 でも、スコットランド独立論は、ここ10年程の間にも折に触れ取りざたされてきました動きですし、300周年ということでその機運が大いに盛り上がっているとすれば、それはそれでまた興味のあるところ。
 300年間に渡って延々と《併合》を心のキズと感じ続けてきたスコットランドの人々の心情に対しては、判官びいきを超えた純粋なシンパシーを感じるところです。

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