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パイパー森の音のある暮らし《2006年5月》
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2006/5/5
(金) The Highland Bagpipe and its Music |
まとまって落ち着いた時間が取れないまま、いつまでたっても Bridget MacKenzie の“Piping Traditions of Argyll”はなかなか読み終わらないのですが、そんな折、まだ読んでいなかったちょっと気になるタイトルの本を入手したので、“Pipigng Tradition 〜”の方は一旦中断してその本の方を読みふけってしまいました。 この本が最初にリリースされたのは1988年ですが、その後の社会情勢の変化を踏まえ、最新の情報を加えて一部修正された第2版が2002年にリリースされています。 先日、ネットサーフィンをしている折にたまたまこの本の存在を知り、慌ててオンライン・ショップを探したところ、幸い、 NPC のオンライン・カタログにはちゃんと載っていたので早速取り寄せたという次第です。 ハンディサイズのペーパーバックでページ数は200ページ余りと手頃なボリューム。そして、内容は次のとおりです。 Ch.1 Origins 限られたページ数の中でこれだけ盛り沢山の内容について言及しているので、それぞれの項目についてはそれ程深く掘り下げられている訳ではないのですが、例によって偏執狂的資料分析魔の Cannon らしく、本文中や脚注に数多くの文献や人名が出てきて、またそれらの一つ一つに年代が入っていたりするので、いつもするようにマーカーを片手に読み進んでいると、いつの間にかページがまっ黄色になっているといった具合。 そんな中で、一つ大いに笑えたのが、例によって Cannon ならではの詳細な脚注の中に書かれていた興味深いエピソードです。 なんとも些細なことですし、どうでもいいような事だと思うのですが、結果としてその後、両者が別工房としてライバル意識を持って切磋琢磨した(?)ことが、両者ともに100年を超す歴史を築く原動力になったのだとしたら、それはそれで良かったのではないでしょうか。この本で知った新たな事実として最も興味深かったエピソードです。それにしても、赤色のヘンプなんて見たこと無いですよね〜。 まあ、ハイランドパイプ生活の異様に長いパイパー森にしてみるとこんな紹介の仕方になってしまいますが、本質的にはこの本は初心者がハイランドパイプの全体像を把握するためには非常にためになることは請け負います。 つまり、バグパイプ入門コースとして、バグパイプ全般のハードウェアに関しては、Anthony Bains の“Bagpipes”(Oxford/1960)で学び、ハイランドパイプの主にソフトウェアに関してはこの本で学ぶといったコースを辿るのはどうでしょう。そして、その後、特にピーブロックに関してもう少しつっこんで知りたい人は Seumas MacNeill による“PIOBAIREACH”(BBC Pub./1968)に目を通すといったところでしょうか。なんといっても、ピーブロック愛好家にとって Seumas のこの本は必読です。 さて、パイパー森としては、新しい知識のインプットという意味ではこの本は少々物足りなかったので、そのフラストレーションを解消するために、この本の中でも触れられている、以前から気になっていたある本を入手することにしました。それは Alistair Campsie の“The MacCrimmon Legend, the Madness of Angus MacKay ”(1980)という本です。 …といっても、今から26年前に出版されたこの本、COP のオンラインカタログに掲載されていないし、果たして入手できるのでしょうか? さて、1980年に出版されたこの本の新品が在庫されていたとなると、1975年に出版された Francis Collinson のあの有名な“The Bagpipe. The history of a musical instrument”ももしかして?と思い立ち、検索してみました。そうしたところ、何と今度も見事に Amazon.co.uk と Amzon.co.jp の両方で新品がヒットしました。 はてさて、 Bridget MacKenzie さんの“Piping Traditions of Argyll”も読み終わらず、さらに近々次作がリリースされようとしているのに、またまたこんなお楽しみを仕入れてしまいました。毎年そうなのですが、パイパー森は夏休みが射程に入ってくると早々にお楽しみの本を揃えてしまう悪いクセがあるのですね。 いや〜、ハイランドパイプって本当に興味が尽きないですね〜。 |
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