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パイパー森の音のある暮らし《2004年3月》
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2004/3/13
(土) ピーブロック掲示板 |
最近の例ではこのトピ。 最初のうちは「〜〜って曲はメロディーが美しいからいいんじゃないか。」といった真面目な書き込みがされていたんですが、ある人が “Lament for the Union” と書き込んだのにはパソコンの前で思わず大爆笑!(もちろん一人で…) “Too Long in This Condition” と、来た。「アハハ〜!」と思ってたら続けて “Piper's Warning to His Master” という書き込み。 ピーブロックをネタにしてこのようなウィットに富んだ会話(?)が進行するのがなんともうらやましい。 “Unjust Incarceration”という曲は、あの盲目のイアイン・ダル・マッカイの作になる曲で、直訳すると「不公正な幽閉」とでも訳されるのでしょうか、一説には彼の「盲目」である不自由さを表現したともいわれる、なんとも陰うつな雰囲気のただよう(でも、天才イアイン・ダル作の例にもれず素晴らしい)曲なのです。 |
| ボブさんのところのピーブロック掲示板についての話題もう一つ。ちょっと前の話題だけど、このトピも面白い。
「どうして、誰一人ピーブロックを聴こうとはしないんだい?」「ピーブロックを演奏しない人たちはみ〜んなピーブロックを嫌悪するんだ。」ってな嘆き節に対する様々なリアクションが楽しめます。 この掲示板の常連であるカルフォルニア在住の Iain Sherwood によると、ご当地では、ピーブロックは、例えば仏教徒などのように瞑想を行うような人種に好まれる、ということに気付いたそうな…。挙げ句の果てには「ピーブロックはまるで、《禅》や《道》である。」などという言葉も…。 また、ある人は「あるときチベットの修道士に(くだんの)“Unjust Incarceration”を聴かせたら大いに受けた。」などという書き込みも…。 う〜ん、共感できるような、できないような…? |
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| 私が以前、このソサエティー(LBPS)に1年間だけお世話になったいきさつを書きます。
現在の様にGHB以外の多種多様なバグパイプのリバイバル運動が始まる前の1980年代半ばに Grainger & Campbell というGHBメイカーが、当時としては初めて Bellows blow タイプの Lowland Pipes(ローランドパイプ)をそのカタログに載せました。 現在はカレッジ・オブ・パイピングの代表を務めている Robert Wallace が当時参加していた The Wistlebinkies というトラッド・バンドにおいてこのローランドパイプを使っていたので、その音色が(スモールパイプとは異なって)基本的にハイランド・パイプと同じものであることを知っていた私は早速 Grainger & Campbell からこのパイプを取り寄せました。 しかし、ハイランド・パイプに比較すれば小さな音量だとはいえ、スモールパイプ程には小さな音ではない(つまりリードはそれなりに堅い)このパイプをふいごで吹きこなすということは想像以上い難しく、しばらく悪戦苦闘した末に、演奏するのは諦めてしまいました。 さて、それから15年程が経過した20世紀もいよいよ終わろうかとする頃になると、ヨーロッパ各地では様々なバグパイプのリバイバル運動が盛んになっていました。そして、その中でマウスブローに慣れたハイランドパイパーのために、マウスブロータイプの Lowland Pipes や Scotish Small Pipes なども目に付くようになってきました。 さて、そうなるとリードが必要になります。当時(1999年頃)はまだボブさんの掲示板もできていなかったので、ネットでローランドパイプやスモールパイプなどを作っているメイカーをいくつかあたり、その内2人にメールでこれまでの経過を説明しつつ、リードの製作を依頼しました。 一人は David“Blue”MacMurchie さん。 そして、もう一人は Julian Goodacre さん。 でも、彼はとても親切で、 …、以上の様ないきさつで、私はそれから程なくして(2000年2月1日付け) LBPS に加入したのでした。(Julian さんとのやりとりは実はこれだけに留まらず、巡り巡ってあの話に続いたのでした。) しかし、出来の悪いことが判明した Grainger & Campbell のローランドパイプにはとっくに興がさめていましたし、かといって新たにローランドパイプを入手するほどにはその方面に対する興味もなかったので、私が LBPS に加入していたのは結局最初の一年間だけでした。 また、非常に印象的だったのは、毎年1回開かれるコンペティションの様子を納めたカセットテープがちゃんと日本にまで送られてきたことです。こんなサービスがあるのなら遠距離にいるメンバーでも加入している甲斐があるというものです。 そんなかんなで、カレッジ・オブ・パイピングやピーブロック・ソサエティーの会員になるのと違って、圧倒的にこじんまりとしたこのソサエティーに加入するのは、その方面にまともに取り組もうとする人にとっては非常に有効な手段だと思います。 |
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| 私にとって、あるピーブロックを最初に聴いた時の印象には二通りあります。 初めて聴いて直ぐに「こりゃいいや!」って思える曲と、そうでない曲。そして、有名な曲の中には後者のものが多くあります。 そういった曲はスルメみたいなもので、何度も何度も聴いているうちに味わいが「ジワ〜ッ」っとニジミ出してきて、一旦そうなると麻薬みたいなもので、もうやめられなくなります。 あの“Lament for the Children”だって、最初は「ただ長いだけ」って感じで、イマイチ、ピンと来なかった。 “Lament for Patrick Og MacCrimmon”も当初は最後まで聴き通すのが辛かった。この曲の場合は難解であるということも重なって…。 有名な曲の場合、最初に聴いてイマイチって思っても決してあきらめないで下さい。よほどその演奏が悪い場合でなければいつかきっとスルメの味が出てきます。 私は Patrick Og の場合はその曲のタイトルに秘められたストーリーに限りないロマンを感じたので《我慢》して聴き続けました。 好みの問題で多少の相違はあるとしても、先人たちの評価に概ね間違いはありません。名の知れた曲にはそれなりの素晴らしさが必ずあると信じ、そして《我慢》も一つのチャレンジと思って、皆さん出来るだけ長くピーブロックを聴き続け、そして何でもいいですから1曲選んで自分で演奏にトライしてみてください。 …って、これじゃまるで《ピーブロック道》の教祖様だ〜! |
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