洞窟(写真集)

 

写真01「広島県の帝釈峡にある雄橋」 薮漕ぎを厭わなければ、この橋の上に行く道もある。日本では一番大きい天然ブリッジではあるが、フランスのポンダルクとくらべると次の通りである。

 

写真02「ポンダルクとの大きさ比較」 ヨーロッパの石灰岩層の厚さは日本に比べて桁違いに厚いので仕方ないが。

 

写真03「ピリカ鍾乳洞で温泉水のph測定中」 北海道には日本でただ一か所、鍾乳洞の中から温泉が湧き出している。

 

写真04「若かりし頃、青岩鍾乳洞に潜ったときの写真」 このときは下層の水流のある穴を進んだので、全身、濡れ鼠になった。

 

写真05「徳之島の風葬洞」 江戸時代までは風葬だったそうで、この鍾乳洞内には人骨がたくさん散らばっていたとのこと。納骨堂を作り、そこに遺骨を収容した。

 

写真06「納骨堂内の遺骨」 徳之島風葬洞にて。この風葬洞の近くの海岸に、戦艦大和が沈んだ碑が立っている。

 

写真08「岩手県:東山62洞」 この洞は入口がサイフォン状になっていて、その部分に泥水がたまっている。入るにはその泥水を一息で潜り抜けて行かなければならない。出るときも同じである。だから、この洞に入ると全身泥だらけになる。次の、出てきたときの写真と色の違いを見て頂きたい。

 

写真09「東山62洞」 出てきた時の色。出洞したらすぐ、前を流れる川に飛び込んで全身を洗う必要がある。だから、この穴は夏しか入れない。

 

写真16「福島県:大穴」 大穴は2000mを超える大きな穴だが、入口付近にこのような狭洞があり、スリムな人でなければ入れない。この太さだと手足が延びっぱなしになり、推進力を得る手段がない。そこで、つま先を洞壁の凹凸にかけてつま先の力だけで進まなければならない。

 

写真21「瀧谷洞:壁を登る」 奥を測量するとき必ず通る壁なので、ワイヤーラダーを常置してある。

 

写真23「青岩鍾乳洞:メルヘンランドへの通路」 泥が付いていないので長靴のグリップもよく、快適なケイビングが楽しめる。

 

写真25「アイスランド:見事な溶岩鍾乳」 アイスランドの溶岩は粘性が低く水のように流れるので、溶岩洞の天井からも溶岩がしたたり落ち、このような見事な溶岩のストローが形成されている。

 

写真26「アイスランド:天然ブリッジ」 洞窟の天井が2か所で崩落し、その間が天然ブリッジになっている。下から見るとブリッジには至る所ヒビが入り、いつ崩れても不思議ではない状態だ。にも拘わらず、このブリッジの上を渡っている猛者もいた。

 

写真27「アイスランド:グロウタギャウの裂け目」 ギャウとはマントル対流が地表に達したところで左右に分かれてゆくときにできる裂け目である。このギャウの底からは温泉が湧いている。

 

写真28「アイスランド:無名の氷穴」 この氷の上を這いずってゆくと、奥に氷の殿堂がある。

 

写真29「アイスランド:氷の殿堂」

 

写真30「アイスランド:ディムボルギル」 溶岩流に現れた溶岩洞の断面。一度、溶岩洞が形成されてから、その前後が流されてこのように断面が現れたと思われるが、なぜ、前後が流されたかの成因は不明。

 

写真31「アイスランド:クラフラ」 現在でも頻繁に溶岩が流れ出している地熱地帯。その溶岩流の端に溶岩洞が形成されていた。入口付近には苔も生えているのでもう入れるかと思ったが、熱くて熱くてとても入れなかった。

 

写真32「スロベニア:スコシャンの陥没ドリーネ」 高さ100mのドリーネの壁。壁の一番下に、スコシャン鍾乳洞に入る道が見える。ドリーネの壁から身を乗り出して取った写真なので怖かった。

 

写真33「スロベニア:ドリーネ内を流れる川」 スコシャン洞は水が豊富で、大量の水が流れ出している。

 

写真34「世界遺産:スコシャン洞の千枚皿」 スコシャン洞は水が豊富で、川の浸食も激しく、洞内通路から100m下を川が流れているところもある。

 

写真35「スロベニア:ピブカ洞の鍾乳石とカーテン」 スコシャン洞から流れ出た豊富な水は、地下水系となってイタリアのデュイノまで42kmも流れている。その途中にはたくさんの鍾乳洞が連なっており、ピブカ洞もその一つである。

 

写真36「スロベニア:カニン山の山岳カルスト」 スロベニア北西部にあるカニン山(2500m)には雄大な山岳カルストが広がっている。石灰岩の一枚一枚の層が厚く、褶曲せず、1000m近くの石灰岩層となっている。そこにできるカルスト地形は日本とスケールが違う。ちなみに、「カルスト」とはスロベニアの「カルス」地方に由来する呼び名である。

 

写真37「スロベニア:山岳カルストの登山路」 両側に開いた大きな竪穴の間を通って進む。

 

写真38「スロベニア:プレディ洞の城」 1200年ごろにはあったという難攻不落の城。鍾乳洞の洞口を利用した4階建ての城である。鍾乳洞なので水は豊富、鍾乳洞の複雑な通路を利用して地表にも出られるため、いくら包囲しても閉じ込めておくことができない。

 

写真39「スロベニア:ボストイナ鍾乳洞」 全長23kmあるので、中心部の見学コース入口までトロッコで移動する。この部分だけでも迫力のある鍾乳石や石筍が揃っている。しかし複線のトロッコを作るためには、ずいぶん自然を破壊したのではないか。世界遺産であるスコシャン鍾乳洞でも、自然破壊の跡がたくさん見られた。

 

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