横手のかまくらと雪の温泉巡り


2002年2月、横手のかまくらを見たいと、混雑を避けて前夜祭をねらって見物に出かけた。
長靴を履いて公共交通機関で回る旅だった。

横手
・かまくらは一見の価値あり。特に前夜祭の混雑しない時が良い。
・祭り当日は各かまくらとも行列で、地元の人とゆっくり語る時間がない。
・かまくらに入るのも一定のエチケットがあることを知らず、恥をかいた。
(かまくらを作った子供たちが入口に座って迎えてくれるので、子供たちにお菓子の袋などを用意、かまくらの中に作られた水神様の神棚に寸志を置く)
・「横手焼きそば」が有名だとは知らなかった。
・駅前のゆうゆうプラザは天然温泉だが、掛け流しではない。
 宿泊客でも22時~1時まで入れなかった。

(左)ライトアップされた横手城とかまくら (中)かまくらを作った子供達が客を迎える (右)直径50cmぐらいのミニかまくら

カメラを忘れて出かけてしまったので、現地で会った埼玉から写真を撮りに来たという方に、写真を何枚か送ってほしいと頼んだら上記写真を送ってくれた。他人様の写真で申しわけないが、使わせていただいた。


横手から鉄道で湯沢まで移動。それからバスで秋ノ宮温泉郷へ。
停留場から各施設までかなりの雪を踏みしめながら歩いた。

秋の宮博物館
・冬季休業(12月~3月)のためすごすご引き返しかかったら
 気の毒がったおばさんが、風呂だけ入れてくれた。感謝。
・凝灰岩の一枚岩を掘りこんだ長方形の湯船が2つ。その湯船の脇の岩の割れ目から
 熱い湯が湧き出していた。これは間違いなく本物。

稲住温泉
・内湯、露天とも人工的な風呂ばかりでガッカリ。
・露天の流しに、旅館の外壁のモルタルが溶け出した石筍(直径3cm、高さ1cm)が成長していた。
 20年後にどこまで成長しているか見てみたい。
・湯元の荒湯へは首までの雪でとても行けないとのことなので諦めた。

鷹の湯(泊)
・川原の露天風呂は修理中で入れなかった。提灯のある露天だけ。
・大浴場は深さ1.3mある立湯。これも始めてなので面白かった。湯がきれいだった。
・旅館の前にある岩壁からぬるい湯が湧き出して道路の雪を融かしていた。
 湯が豊富なんだなという感じ。

バスで奥羽本線の横堀まで引き返した。
横堀の紫雲閣
・いかにもヘルスセンターという感じなので敬遠。

鉄道で新庄まで。
車窓から見える家々は雪にすっぽり埋まった感じ。

肘折温泉
・新庄からの行程の半分近くは雪の回廊の中を走る感じ。雪の深さに驚く。
・当日の16時ごろ松屋に「泊まれるか」と電話したところ、「夕食はできない」というので、
 外食でOKとして宿に18時ごろ着いたら、食堂はもう全部閉まっているとのこと。
・まだ開店前の飲み屋に頼み込んで、食えるものを作ってもらった。感謝。
・肘折は狭い道を挟んで旅館が密集し、湯治場情緒が色濃く残っていた。
 湯も豊富で、街中のあちこちから湯気があがっていた。
・松屋の洞窟温泉は大したこと無し。トンネルを通って湯船に行くだけ。
 しかも最奥の湯船のある部屋に換気扇と窓がついているとは、興ざめ。

楽しみにしていた洞窟温泉が期待外れでガッカリ。
しかし、肘折温泉の狭いクランク道を大型バスが、
行きつ戻りつを繰り返しながら通り抜けてゆくのは一見の価値がある。

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